都内の大規模な再開発プロジェクトを見学
中学生が初めて見る光景に感動
(2013/11/30)
中学生が都内の主要ターミナル周辺で行われている大規模な再開発プロジェクトの工事現場を見学、約2時間にわたり工事の目的や完成後の街づくりについての学習を行いました。

公共工事と民間の開発プロジェクトの両方が進行中で、生徒たちはその規模の大きさに驚くとともに、都心部で大勢の人が利用するターミナルで行われている様々な工夫についても学習できたようです。
完成すると交通機関の利用や人の移動が格段に便利になるほか、人の流れも大きく変わり、街の魅力もアップすることなども説明してもらいました。
こうした大規模なプロジェクトの工事現場は普段見学する機会がないだけに、中学生にとってはたいへん貴重な体験になりました。

現場へ行く前に完成模型を使って説明を受けて大よそのイメージを持っていたものの、現場で多くの人と共に大きな建設機械が正確に仕事を進めていく様子を見たり、現場を見ながら責任者の方から仕事内容について説明を受けることで実感を持ってプロジェクト内容を理解できました。 
福祉機器の先端企業を訪問
生活と仕事をサポートする機器開発の現場
(2013/11/17) 
中学生が福祉機器の開発・販売企業を訪問しました。
福祉に関わる仕事は、国家資格等を必要とする職業のほかに、施設の運営・経営、介護食品開発製造、福祉用具・機器開発製造、サービスビジネスなど実に幅広く、多様であることを生徒に理解してもらうことも大切だと、私たちは考えています。

生徒はどうしても仕事の知識が偏ってしまいがちですので、自分の得意なことから福祉に関連した仕事、企業を見つけることも可能だということを知ってもらいたいとの願いです。

今回も福祉分野に関心がある生徒に、広い視野を持ってもらうため福祉機器の企業を訪問して学習する機会を作りました。
日常生活を支援するための機器、仕事を支援するための機器など最新のすごい製品が開発されている現場とそこで働く人たちに出会いました。 
医薬品の研究開発現場を訪問
工場での製品化のためのプロセスを学習
(2013/9/15) 
医薬品の研究開発・製造のためには長い時間と多くの段階で専門家の努力が投入されます。

有効性と安全性が認められた物質を使って医薬品を大量に製品化する段階に入ると、今度は大量に生産するための研究開発が必要になります。どのように安定して安全に、低コストでスピーディに生産することができるか、新たな挑戦の始まりです。

医薬品の研究開発の中で、生徒が知らなかったこうした仕事について学習する機会がありました。初めて知ることばかりで、驚きの連続です。
さらに生徒たちは、工場で医薬品を生産、出荷する段階の原料の保管と品質チェックに始まる全ての製造・出荷過程に厳しい基準が定められていることも知りました。
薬をどのような剤形にするか、薬を入れる容器の表示も他の薬と区別がしやすいようにするよう決められていることも学習しました。人の健康、命に関わる医薬品開発・生産の仕事の厳しさを知る貴重な機会になりました。 
自然環境の調査、コンサルティングを行う企業で学習
高い専門性と提案力が求められる仕事に魅力
(2013/8/7) 
地域開発や新たな建物、施設などを作る際に必要な、立地地域周辺の自然環境の調査。 
どのような生物が生息しているのか、周辺の土壌、地下水のことなども幅広く調べて分析し、工事等による影響を予測、その対応、対策を考えます。

調査結果とそれを基にした提案はその後の工事に活用されますが、工事に入る前の準備段階に当たるこうした仕事について、残念ながら中学・高校生が実施する会社や組織のことを知ることはほとんどありません。
地道で長い時間を要する根気のいる仕事ですが、総合的で高い専門性が要求され、さらに調査結果に基づいて開発や工事計画に対する自らの提案もできます。生徒たちが関心を持ちそうなやりがいのある仕事です。

このほど高校生が訪問した企業では、こうした調査を行う若い専門家の皆さんから仕事のプロセスや仕事内容、仕事の面白さなどについての話を聞きました。
オンラインゲームの会社で夏休み1日社員体験開催
ネクソン、中学生24名を招待 <募集終了>
(2013/7/11) 
オンライゲームのネクソンは、中学生を対象とした夏休みイベント「1日ネクソン社員体験」を今年8月26日(月)に開催します。夏休みの自由研究課題としてゲーム会社を研究したい、職業体験をしてみたいという中学生を招待します。

当日は子どもが1日社員として、社内ツアーや課題のクリアなどを通じて、ゲーム会社の仕事内容を体験します。また社会人としてのマナーやルールを守る大切さについて学んでいただくため、ビジネスマナー講習やネチケット講習も行います。
主な体験テーマは@ 社会人の基本を学ぼう! A ネクソンのことを知ろう! B ゲームマスターになろう!
今年も中学・高校生の研究アイデアを募集開始
国立極地研究所 中高生南極北極科学コンテスト
(2013/6/27) 
国立極地研究所が行っている中学生、高校生によるこれら極地での観測、実験、調査についての提案募集が始まりました。

南極または北極で実施したい研究や実験・調査の提案を募集します。今年で10回目。応募締め切りは9月6日(金)。
審査が行われた後、10月末までに結果が通知されます。採用された提案は南極地域観測隊、北極観測グループがそれぞれ実験や観測を行い、結果が報告されます。

なお、提案は、応募者自身が考え出したオリジナルなものに限ります。
応募資格は中学校・高等学校・高等専門学校・中等教育学校の生徒。※高等専門学校生徒については3年生まで。
グループでも応募可能です。グループのメンバーが2つ以上の学校にまたがっても差し支えありません。
募集内容、応募方法などは国立極地研究所のホームページを参照してください。
企業に対する企画提案通じて学生に実践力
専門学校の授業に中・高校生も感動
(2013/6/11) 
最近の専門学校にはたいへん驚かされます。訪問する中・高校生にとっても驚きは大きいようです。
これまでにも増して即戦力になる人材を求めてくる社会の要請に対応するため、学校全体が懸命に学生の意欲と能力を引き出し、開花させていこうとする各学校の活力に感動させられます。

先日訪問したデザイン系、ファッション系の学校では、1年生の学生作品でも入学1年とは思えないようなたいへん素晴らしい作品、成果を創り上げています。
自ら学ぼう、自分を磨こうとする学生の力と、それを支えて大きく育てる学校の力の結晶なのですが、近年はそこにもう一つ、企業の力が加わっています。

企業から出される課題に対して学生が懸命に考え、相手が納得する作品を生み出し、学生自身がそれを企業に直接プレゼンテーションする実践的な活動が頻繁に行われています。出される課題は練習課題ではなく、ビジネスに関わる本物の企画です。
だからプロとも競い合います。競争に勝って企画や作品が採用され商品や広告に使用されることもあります。学生にとっては貴重な経験になります。そして大きな自信につながります。

このほど中学生・高校生が見学のために訪問した専門学校では、そうして学生が企業に提案して採用されたり、高く評価された数々の作品を中・高校生たちも食い入るように見ていました。いずれの作品の前でも作品を覗き込み、驚きの声だけを響かせていました。同行したスタッフも1年生の作品であることを再確認したといいます。 
次第に変化する生徒たちの表情
実際に見て、知り、実感する人々の命を守る仕事
(2013/5/5) 
人々の安全や健康、命を守る仕事は数多くありますが、中学生や高校生などの生徒にとって最近は特に関心が高い分野です。
こうした組織を訪問すると、訪問した生徒たちは仕事内容や働く皆さんの仕事に向き合う姿勢、仕事を誇りに思う気持ちなどの話を聞いて改めてその仕事の素晴らしさと厳しさに圧倒されます。生徒と共に同行したサポート側も感激します。

そして新人のみなさんが各部署への配属前に受ける研修やかなり厳しい訓練の様子、頑張る姿も見る機会があります。
それを見た生徒たちは初めは驚き、「すげえ」といった声を盛んに出していても、時間と共に次第に声が止まり、ひたすら真剣にその様子を見入るばかりになります。

人の命、そして自分の命にも大きくかかわる仕事のことが目の前の光景を通してより具体的にイメージできるようになったのかもしれません。
これからも、もっと多くの生徒たちにこうした訪問学習の機会を作る努力をしたいと思います。 
製品作りのための細やかな工夫、努力を知る
使っている人の悩みや要望の解決ストーリー
(2013/4/14) 
生徒たちが学校で日常使用する製品にも、たいへん細やかな工夫や技術開発の成果が生かされていることを訪問学習で学ぶことができました。
世界中で使用されている製品メーカーを中学生が訪問、モノ作りの魅力を知る学習を行いました。

「学校で先生から製品に対する不満や改善点などの意見を聞いて、それを解決するためにいろいろと工夫したり、自分たちが得意としている技術を生かすことで使いにくい点を改善したり、製品の性能を向上させたりします」。企業のご担当者が製品を見せながら具体的に、分かり易く開発までのストーリーを話されます。生徒は普段何気なく使っている製品に潜む、企業の皆さんの仕事と製品への思いを初めて知りました。

「使っている人たちにどのような悩みがあるのかを知り、その解決のためにどうするか。わずかな重さの違い、重心の置き方、溝の深さや微妙な手触りなどは、たいへん大きな影響があります。現場で改善したものを使ってもらうとすぐにその良さを分かってもらえます。うれしい瞬間です」。
生徒たちは初めて聞く製品開発のための努力の話に、驚き、感心しつつも大きくうなづいていました。
日本のモノ作りのすごさを、企業の人たちが地道に現場の悩みを聞き、解決しようとする細やかな取り組みの様子を通して学習することができました。 
「すごい」。建設の仕事の醍醐味に触れた
素晴らしい作品作りを支える計画と準備の大変さも知る
(2013/2/27) 
訪問学習では大勢の生徒が建設企業を訪問して学習します。
生徒たちは当初、建設の仕事はどの企業でも同じ内容なのだろうというイメージを持って事前学習をしますが、少し調べると企業によって得意な分野に違いがあり、歴史や実績などがかなり異なることを知ります。

大きな工事では、それぞれ得意な分野を持つ複数の企業が協力して仕事をすることがあることも学びました。
スカイツリーのような超高層構造物の工事、地下を走る首都高速中央環状線のような大規模な地下工事、先に完成した東京駅丸の内駅舎の保存・復元工事、昨年完成した東京ゲートブリッジなど、モノを作り上げる素晴らしさが感じられる「作品」は都内だけでも数えきれないほどあります。

先日、多くの実績を持つ建設企業本社を訪問した生徒は、詳細に線が引かれた設計図とその膨大さに驚き、さらに複雑に書き込まれた工程表を見てビックリしていました。
これらを基に、ち密な計算・計画と準備を重ね、皆で確認をしながら長期にわたる仕事を進めます。
「私たちの仕事はしっかりと設計通りのものを作り上げることです。それが役割で任務です」。仕事の真剣さ・厳しさと達成感を感じることができた学習活動でした。 
行政機関での学習活動
しっかりとした事前学習が不可欠
(2013/2/6) 
高校生が国の行政機関で学習活動を行いました。
組織の概要や各省庁の役割や仕事内容等について学習しますが、新聞やテレビニュースなどでも登場する機会が多かったり、授業で取り上げられることもあるので仕事内容は理解しやすいようです。

当日、説明を受ける生徒は懸命にノートを取っていましたが、話の内容によっては目をパチクリさせて少し難しそうな表情を見せていました。しかし、国という大きな規模の行政を行う仕事だけに、説明を聞きくことで改めてその役割や責任の大きさを生徒なりに実感したようです。

行政機関によってはかなり守備範囲が広く、短時間で全体像を理解できない場合もありますので、生徒の事前学習をしっかり行うことが必要です。その上で、説明内容の的を絞ってもらうための「事前質問」が大切です。 
学校サポート活動12年
新年も宜しくお願いします
(2013/1/1) 
2013年は私たちが学校サポート活動を始めて12年、「十二支が一回り」の年です。
新年もすでに春から夏までの学習活動の準備を開始しています。

サポート活動の中心は企業訪問学習ですが、この「企業訪問学習」という言葉もこの12年間にようやく定着しました。
事前学習を大切にして生徒自身が主体的に訪問して行うという意味を込めた言葉です。だからあえて見学という言葉は使わずに押し通してきました。

新年もキャリア教育に「努力してチャレンジする学校」のサポートを通して、私たち自身のサポートの質を高める努力を続けていきたいと考えています。
新年も宜しくお願い申し上げます。