学校の事前・事後の指導充実を
職場体験・インターンシップで企業の要望
国立教育政策研が調査
(2005/12/30)
学校の職場体験やインターンシップが急増しています。 学校では体験できない子どもたちの貴重な機会として、今後も増えていくことが見込まれています。

平成18年度から取り組みを始める学校も多いようです。その一方で課題も各所から聞きます。
国立教育政策研究所が行った調査では、企業が体験を受け入れるに際しての学校への要望として、 最も多いのが「基本的なマナーができていない、意欲に乏しい生徒を送らないで欲しい」というものでした。 次に多いのが「学校における事前・事後の指導を充実して欲しい」でした。

要するに、せっかく受け入れたのに、来た子どもの中には体験の意味・意義の理解不足や意欲不足が見られるということでしょうか。 事前・事後指導もこれに関連しています。私たちも、企業の皆様が大変お忙しい時間を割いて協力していただいている、 ということに常に感謝し、注意を払いながらサポート活動を行っています。 学校での事前学習と終了後の子どもからの手紙等でのお礼はマナーと考えています。

各地で取り組みが始まった活動を発展させるためにも、無理をしないで活動を組み立て、まずご協力に感謝し、 それが職業理解の原点だということを実感する学習にしたいものですね。私たちも注意しながら頑張ります。
東京・中央区立阪本小学校が経済教育実施
証券会社や取引所で集中授業
(2005/12/16)
阪本小学校は、近くにある証券会社や証券取引所を訪問して、証券企業の様子を肌で感じながら知識を得る学習を行いました。 少し難しい内容でしたが、経済の仕組みの理解や「株」の意味と役割、証券取引所の機能などについて理解し、経済・金融の基本を理解しました。

まる一日を使った学習活動は、次に証券関係の仕事をする実際のオフィスにも出向き、 働く人の様子を見学したり、会社の中での役割分担について知ることができました。 学校近くの「兜町」で毎日繰り広げられている金融・経済のリアルな動きを少なからず体感したようです。
ご協力民間企業が80社に
大学や専門学校のご協力も広がる
(2005/11/29)
学校サポートセンターが実施するキャリア教育旅行にご理解をいただき、 ご協力をいただける企業がトータルで80社に達しました。 児童・生徒が訪問する企業は、多様な業種が必要ですが、活動を通じた趣旨のご理解によりまして、 80社の企業の皆様にご協力いただけるようになりました。大変ありがたいことです。

児童・生徒の要望にできるだけ応えるためには、数多くのみなさまにご協力いただくことが大切です。
私たちとしては、こうしたご協力に応えるため、可能な限りご協力企業の負担を少なくするため、 学校と企業の調整役としての活動を充実させていきたいと考えます。
また、大学や専門学校のご協力も広がり、キャリア教育と結びついた上級学校の理解が促進されるものと考えます。 有難う御座います。
魚沼市立堀之内小学校がキャリア教育修学旅行
ファストフード企業や専門学校にも訪問
(2005/11/17)
魚沼市立堀之内小学校は、東京の様々な企業を訪問して、 普段体験や学習できない企業、職業の学習を実施しました。
ファストフードの全国展開企業を訪問して、食材へのこだわりや働くにあたっての仕事のやりがい、 店舗での仕事の分担などを幅広く学習しました。

オーディオと映像機器の専門企業では、専用の視聴ルームで映像や音楽を視聴しながら、 会社の取り組みやこだわり、専門企業としての歴史などを学習しました。 専門家がそれぞれの立場で仕事をしてすばらしい製品を開発、販売していることを実感しました。

専門学校では、ファッションデザインに関する学習を、学校内を案内してもらいながら、 どのような学習や実習をするのか詳しく説明してもらいました。 ファッションデザインに関心がある子どもたちは、学校での授業に興味をもって見学を続けていました。 コンピュータを使った機械などの内部や立体イラストを制作する専門家集団の会社を見学したグループは、 コンピュータを利用して作り出される立体図形に関心、コンピュータ操作だけでなく、 製作スタッフの専門的なセンスと制作に対する情熱に感動を受けたようです。
妙高市立新井北小学校で保護者向け講演会開催
100名の保護者、教師が受講
(2005/11/10)
子どもの教育について保護者、地域、先生が共に考えようという講演会が開かれ、学校サポートセンターが支援しました。
今回講演をいただいたのは、コールセンターやコンピュータセキュリティ、ITビジネスなど幅広いコンサルティング分野でご活躍される企業の経営者。

ICTの活用をベースにした新しい教育の姿の提示など、実践を踏まえた新鮮なご提案をいただきました。 インターネットの活用や国際化などビジネスの世界での新しい展開が始まり、 ビジネス環境が急速に変わりつつあることなどを具体的にお話いただきながら、 今後の教育の姿をご提示いただきました。
受講後の保護者や先生からは、講師の教育への思いと共に、 ご自身の実際の教育支援などの取り組みを知り、大きな感動と問題意識を持たれたようです。
都内の高校のキャリア教育旅行コンサルティング
普段のキャリア教育と教育旅行の組み合わせ提案
(2005/10/30)
東京都内の高等学校2校のキャリア教育について、 学校サポートセンターがご相談に対応、支援が決まりました。
キャリア教育は、生徒の将来に向けたビジョンをもたらすと共に、 それをバネとして進学や学習のモチベーションにすることが期待され、 進路指導にとどまらない新たな期待が向けられています。

学校サポートセンターでは、様々な専門家が高校のキャリア教育を支援するための活動に取り組んでいますが、 2校ではキャリア教育企画と実施のアドバイスをはじめとして、キャリア教育実践、 大学などを訪問する教育旅行をアドバイスさせていただきました。 共に良いものを作っていきたいと思います。
子ども向け教材制作開始
子どもに会社や商品を理解してもらう目的
(2005/7/15)
学校サポートセンターは、数多くの児童・生徒が企業や 大学・専門学校を訪問して学習する支援活動を実施していますが、 わかり易く会社・組織のことや製品について学習するための資料があれば、 という希望を叶える活動が始まりました。
企業や団体からの要請で制作のアドバイスや企画・制作などを行うことになったもので、 早速3件の要望に応えることになりました。
これから会社の概要や仕組み、製品の企画から製造、販売までを分かり易く理解できる教材が使われて、 学習活動や事前の学習がもっと有意義なものになると期待しています。
糸魚川市立小学校がキャリア教育修学旅行、今年第2弾
5グループで実施
(2005/7/8)
糸魚川市立大野小学校6年生の東京での企業訪問体験が7月8日行われました。
大野小学校のキャリア教育は2年目。昨年も学校で仕事についての学習をしっかり続けて、 修学旅行では6企業を訪問、多くの体験をしました。今年は5グループに分かれて企業訪問をしました。

訪問先はホテル、コンピュータ会社、ソフトウェア会社、レストラン、スポーツ用品会社で、 東京での企業訪問を堪能しました。大きな会社でどんな仕事が行われているのか、 オフィスはどんなところなのか、製品やサービスのこだわりなどを学習しました。 仕事のやりがいや役割分担、チームワークもしっかりと学習しました。

ホテルでは、会社の組織や仕事の分担などについて分担した後、 ホテル内を見学してホテルの大きさといろいろな仕事があることを知りました。
このほか、世界的なコンピュータ会社では会社内を見学して、 仕事を効率的に行うためのさまざまな工夫や、大勢の「営業」部署の人が働く様子に驚き、 急成長した世界的ソフトウェア会社ではソフトウェアができるまでの流れや、 文字フォントを作る様子の見学、実際にソフトを使った写真の加工・処理の見学、 社員の皆さんの仕事への思いなども聞きました。

スポーツ用品の会社では高品質のボールを作る製造の流れと品質へのこだわりを学び、 また丁寧な手縫いのボールの違いを知りました。レストランでは、働く人の努力やチームワーク、 そして実際に料理を作る様子を見学、料理を作る真剣な姿勢と技術に驚かされました。
糸魚川市立小学校のキャリア教育旅行実施
冷凍食品企業やアニメ制作会社訪問
(2005/6/24)
糸魚川市立大和川小学校6年生の東京でのキャリア教育旅行が6月24日、41名の児童で実施されました。
同小学校は今年がはじめてのキャリア教育旅行ですが、事前学習を十分に行っての実施で、充実した学習が実現しました。

冷凍食品会社では、冷凍食品ができるまでの仕事の流れ、 会社の組織、製品作りのための研究開発についての話、 食品冷凍の仕組みと実験、加工食品製造体験などを行いました。

また杉並区の協力で実現したアニメ制作についての学習グループは、 杉並アニメミュージアムでのアニメの歴史、アニメが見える仕組み、 アニメ制作の仕事の流れと分担、アフレコ体験やトレース体験などを行った後、 制作会社の作業場の見学、アニメの背景作りの仕事と役割、 コンピュータを使ったアニメ制作の見学、アニメに対する働く人の思いとやりがいの話などをうかがいました。

建設機械の会社では、会社組織の仕組みと役割分担、建設機械ができるまでの流れ、 世界規模の仕事と中国での仕事、建設機械の新しい技術と工夫の話、オフィス内の見学などを体験しました。
魚沼市立広神西小学校でIT経営者の出張授業
いろいろな仕事について知ろう
(2005/7/7)
新潟県魚沼市立広神西小学校で、IT企業を経営する経営者による出張授業を行いました。 仕事についての学習を進める6年生の授業として行ったものです。

地域のことをしっかりと学習しながら、「今の自分や将来の自分ができること、やりたいことを考える」ことがテーマで、 約1時間の授業を行いました。授業はIT企業としてどんな仕事をしているのかを、 パソコンだけでなく身の回りにある自動車や家電製品などを例に取りながら理解する学習を行いました。

また、ソフトウェアの開発がどのような流れで行われるか、仕事のやりがい、達成感などの話も交えながらの授業となりました。 子どもたちも講師とすっかり意気投合、これからもメールで交流することを約束しました。
糸魚川市立大和川小、東京で企業訪問体験
アニメ制作会社などを訪問
(2005/6/30)
糸魚川市立大和川小学校6年生の東京での企業訪問が6月24日行われました。 参加した児童41名は5グループに分かれて企業を訪問し、 講義やディスカッション、見学、体験とさまざまな学習活動を行いました。 きっとすばらしい体験になったと思います。

訪問先は、レストラン、食品会社、建設機械会社、専門学校、アニメ制作会社。 それぞれのグループごとに調べてきた訪問先までの経路を、先生と共にたどって行くことから学習がスタート。 駅で運賃を確認して切符を買い、電車に乗って最寄り駅から地図に沿って訪問先へ向かう。 着いたらご挨拶。訪問先では、学校で考えてきた質問(中には鋭い質問も)をご担当者に。 大きなオフィス、初めて見る仕事場に???!!!。働く大勢の人の姿に・・・。

アニメ制作会社では、普段何気なく見ていたアニメも、いろいろな専門分野ごとに会社があり、 さらに会社の中でも作業ごとに分担があることや、そのチームワークで仕事が行われていることを知り「なーるほど!」。 仕事中のスタッフの様子を見て、話を聞き「すごい!」。これからアニメを見る目も変わってくることと思います。
糸魚川の2校でキャリア教育出張授業
修学旅行での訪問前にしっかりと学習
(2005/6/20)
6月14日、新潟県糸魚川市でキャリア教育の出張授業が行われました。 東京への修学旅行で企業訪問をするに当たっての事前学習を兼ねたもので、 訪問企業別に会社のことや未来の職業希望の学習をしたり、 準備した資料に基づいて訪問先企業の学習などを行いました。

授業を行ったのは、大野小学校と大和川小学校の2校で、 共に6月から7月にかけて東京へ修学旅行を行い、その際に企業訪問を行います。 訪問先では各社の事業内容や商品などの学習、仕事のやりがいや仕事の分担・チームワークなどの学習をします。

学習内容とプログラムについては、早くから調整して準備を進め、 企業からは訪問当日の学習の準備となるような情報をいただき、 それを事前学習資料として利用、訪問時に興味、関心が持てるような工夫を行いました。 2校とも子どもたちは熱心に授業に参加、修学旅行当日を待つばかりです。
キャリア教育修学旅行の事前学習
糸魚川の大野、大和川2校で実施されました
(2005/5/17)
学旅行を利用した東京でのキャリア体験教育旅行の事前授業として新潟県糸魚川市の小学校2校で事前学習が実施されました。 子どもたちに会社の仕組みや社内での役割分担のこと、各部署で活躍する専門家のこと、 働く人の仕事のやりがいなどについて理解してもらうものです。 子どもたちからの質問も数多く出て、活気ある授業となりました。

糸魚川では第二回目の事前授業も実施される予定です。 次回は子どもたちの将来の仕事の夢をめぐる学習と、修学旅行で訪問する東京の企業の学習を実施される予定です。