生徒の直接支援3800名
情報提供・アドバイスも増加傾向、来年度は20%増へ
(2006/12/18)
平成18年度の学校支援活動実績(見込み)が出ました。 12月までの実績を踏まえて、 2007年3月までの支援件数を見込むと、 キャリア教育実施の情報提供・アドバイスは90件、実際の具体的学習計画策定支援が100件、 キャリア教育の直接支援や教材提供は50件に達するものと見込んでいます。

児童・生徒の直接支援だけで3800名を見込んでいます。 間接支援を含めると5000名に上ると推測されます。 来年度はさらに増える見込みで、それぞれ20%増を予想しています。
高校生の大学訪問
大学生のサポートでキャンパス見学&交流
(2006/11/17)
進路を考える機会として、上級学校を見学することは大変貴重です。 高校生が大学を訪問して、キャンパス内の見学や授業の様子を知るためにオープンキャンパスがあります。

学校サポートセンターでは、大学生の支援を得て、 オープンキャンパスの時期に参加できない地域の高校生が大学を見学する機会を作る活動も実施しています。 模擬授業などはありませんが、大学生との交流は学生生活や学生のキャリアデザインを知る良い機会になります。 このほど実施した支援活動でもオープンキャンパス以外の時期に大学を見学する希望を実現しました。

大学の見学は、受験の時期や大学の方針などにより困難な場合もあり、すべてが可能とは限りませんが、可能な限り支援したいと考えます。
2006/11/1
NPO法人学校サポートセンターの来年度の活動スケジュールが埋まってきました。
すでにホームページで最新の状況をお知らせしています。出来るだけの支援努力はしますが、 対応には自ずと限界もありますので、無理をせず自分たちの力の範囲内でサポートしていく予定です。

また、出張授業の要請も増えてきていますので、スタッフ講師には無理して対応してもらっていますが、来年度はさらに体制を整える必要がありそうです。
来年度支援スケジュール
ホームページで状況報告予定
(2006/9/7)
少し早いのですが、学校サポートセンターの活動は今年も数多くの支援をさせていただき、 現在進行中のもので今年度は終了になります。

すでに来年度の支援計画が決まり、新規の支援対応が不可能な時期も出始めています。 キャリア教育が各地で熱心に進められている結果だと思います。 私たちも微力ながら、先生方やご協力していただける企業からのご指摘やご助言をいただきながら支援を行ってまいりました。

増える要請に応えるために体制強化を喫緊の問題として鋭意努力しております。 活動は手作りの部分が多く、すべてのご連絡に対応出来ない状況も生まれては困りますので、体制の充実に常に追いかけられる日々です。

そこで、ご迷惑をかけないために体制強化と並行して、ホームページで各月の支援可能状況を報告することも予定しています。 支援可能かどうかの可否を記すだけの単純なものですが、これによってご迷惑をおかけすることが少なくなるのではと期待しています。

もちろん、お問い合わせやご相談には、電話やメールで対応いたします。ちなみに現在では、2007年4月と10月が新規支援をできない状況です。
職業についての学習と企業についての学習
来年度は新たなプログラムで支援
(2006/9/6)
企業組織のさまざまな部署やそこのしごとを学習したり、生徒の関心がある業界について学習することに関心を持っていただける先生が増えてきました。

身近にある「職業」は、子どもたちが自分の将来の「しごと」をイメージする上でたいへん具体的な例です。 日常の生活の中でいろいろな人が働き、それぞれの社会的な役割を果たしています。

小学生なら、美容師、保育園の先生、コック、パティシエ、サッカー選手、アニメーター、看護師などの職業が必ず出てきます。 最近はシステムエンジニア、ベンチャー企業社長といったものもありますが、やはり身近な職業が多いようです。

次第に子どもの知識や情報が増え、自分自身を理解・分析出来るようになると自分の将来への視点がかなり変化してきます。

そんなとき、企業の研究が世界を広げてくれます。企業の中には、多様な部署があり、それぞれにプロが揃っています。 企業の中の職業人は、企業で仕事をしながら能力を磨き、経験を積んだ組織の中のプロです。実際にはそんな働き方も多いのです。

どこの業界でも企業組織はほぼ同じですので、班で1社を研究すればよいことになります。 自分の専門的な能力・経験を「成長させ」「生かす場」としての企業の学習です。
今後も「企業を教材にして自分のキャリアを考える」という当初からのコンセプトをさらに推進していきたいと思います。

経験を生かして来年度は新しい支援プログラムを加える予定です。
4月〜7月 48件の支援実施
小・中・高校などのキャリア教育活動で
来年度実施予定の学校からも問い合わせ
(2006/8/4)
キャリア教育や企業研究に関するサポート活動がたいへん増えてきました。
小学校から高校まで、ご担当の先生からのお問い合わせや相談、さらに実際のサポート要請が今春以降増えています。

職場体験・企業見学が活発になってきたことも理由の一つのようです。
しかし、学校ごとにいろいろと事情が異なりますので、問い合わせてこられる先生に現状のお話を伺いつつ、
今後のご意向を聞き、アドバイスと実際のサポートをさせていただいております。
4月から7月までで、学校(先生)に対する計画サポートとアドバイス、授業サポート、体験活動サポートは小・中・高校合わせて48件になりました。 今後も増えそうな状況ですが・・・・・。
職場体験の評価を記入
中学生の高校入試で新たに実施
三重県など導入へ
(2006/6/30)
中学生の職場体験活動はすでに数多くの自治体で実施されていますが、高校入試にその評価が反映され始めています。

全国の自治体では、中学生が企業や店舗などで4、5日の職場体験を行っていて、さまざまな成果が報告されています。

その生徒の職場体験での活動評価が高校入試にも反映され始めました。
ボランティア活動に関する評価と共に、中学から高校への評価書に記入できるようにするものです。
私たちの支援もさらに真剣な取り組みが求められます。
「元気です」「楽しいよ」
初のインターネットライブ中継
子どもが修学旅行先の様子を保護者に報告
(2006/6/23)
インターネットを活用した教育活動は様々な取り組みが行われていて、成果を挙げ始めています。
学校サポートセンターでもインターネットを使って、低コストで複数地点にライブ中継する活動に着手しました。

このほど、東京に修学旅行に来た小学生が、ホテルから学校や家庭に元気な様子を映像で報告するインターネット中継を行いました。

これまでもテレビ電話やインターネットを使った1対1の通信はありましたが、 複数の場所に対しての高画質中継は小学生の修学旅行では初めてです。 今後、修学旅行の事前学習や学習発表会を、家庭や他校などへ中継するといった用途にも使えると期待しています。

ホテル(国内外)や無線LANが使える観光スポットなどから、放送部生徒が操作してライブ中継することも可能です。

システムは、ブロードバンド回線が整っていれば、専用ソフトをインストールしたパソコンと普通のビデオカメラがあれば実現できる手軽な構成です。 視聴アクセス数に制限はありませんが、ID、パスワードによって制限でき個人情報保護にも対応しています。

ライブ中継画像は同時に自動録画され、後でインターネット経由で視聴することも可能です。 また、録画映像は高画質で保存されるため、生徒や先生が撮った他の映像と編集できます。
また、パワーポイントやワード、エクセル、デジカメ写真なども動画と共に提示できます。
詳しくは学校サポートセンター info@npossc.netにお問い合わせください。
企業が求める人材は?
主体性や課題発見力に能力不足を実感
経産省調査
(2006/4/26)
企業が求める人材は、その時代、業種や企業規模によって異なりますが、最近の企業はどのような人材を求めているのか。

このほど東証一部上場企業と中堅企業別(さらに業種ごと)の求める人材について、 「12の社会人基礎力」をもとに実施した経産省の調査結果がまとまりました。
それによると、若者には主に「主体性」「実行力」「創造力」を求めている企業が多いという傾向が出ました。 また実際の自社社員への評価としては、「主体性」や「課題発見力」について若手社員に対して能力不足を感じています。

企業が激しい競争の中で組織のスリム化や経営・事業のスピードが求められる中、 こうした実践的、アクティブにものごとへ関わっていける能力が求められているようです。

一方で、別の調査で出た学生の自己能力評価では、 学生は「柔軟性」「情報把握力」「傾聴力」などを自分の自信がある能力と判断しています。 このように、企業が求める人材像と学生の自己評価の間にはギャップもあるようです。
なお、企業(一部上場)が求める能力で比較的期待度が小さなものは「働きかけ力」「計画力」「規律性」など。
通信システム等を使った学校防犯・児童防犯
携帯電話などによる最新サービス
(2006/4/7)
学校防犯、児童防犯が緊急の課題になっています。 学校・家庭・地域が一体になった防犯対策が各地で模索、実践されています。対策に困難な地域もあると聞きます。

そのような中、学校の登下校時や塾などの行き帰りの対策として、ハード面では特に携帯電話や各種通信システムを使ったサービスがかなりの勢いで普及しています。学校の携帯電話への対応も、柔軟で発展的な変化が必要になってきています。
ここでは、最新のサービスのいくつかを紹介します。

<携帯電話サービス>
学校評価ガイドライン策定・公表
文部科学省、評価項目や指標の参考例も
(2006/3/31)
文部科学省が学校評価ガイドラインを策定、公表しました。
学校の自己評価を、保護者や地域の外部評価も取り入れながら行うことを目的にしており、評価の目的、方法、評価項目、評価指標などを挙げています

平成14年に学校に義務付けられた自己評価の実施とその公表に関して、 学校によっては不十分な例も見られるとして、改めてその内容・方法について一定の基準を示したものです。

学校の評価は、学校や地域の状況が異なるほか、年によって学校の状況も変わるため、たいへん難しい作業で、それぞれの学校が懸命に取り組んでいます。 評価の指標にもかかわる、各課題ごとの達成目標について、保護者との間でそれぞれの「価値観」すり合わせや、各項目ごとの「水準」などをいかに共有できるかが課題と聞きます。

また、学校として短期・中期・長期に分けて課題と目標をどのように設定するか、共有できるかも重要です。
いずれにしても保護者や地域に対して「普段」から正確で分かりやすい情報が発信されることが大切です。
パソコンで学習成果のまとめ
センタースタッフが制作をサポート
(2006/3/16)
パソコンを使って1年間学習した成果をきれいなパンフレットにしよう。

新潟県内の小学校で、里山を学習した活動記録や学習成果をカラーのパンフレットにまとめて、保護者や地域の人たちに配布して見てもらう活動が行われました。
学校サポートセンターからスタッフが出張して制作をサポートしました。

里山を探検する中で学習した、森林や生きもの、里山で栽培される野菜や米、昔から伝わる料理などについてまとめました。
パソコンを使って写真をレイアウトしたり、カラーデザインしたり、子どもたちはグループ別に楽しみながら制作を行いました。
携帯電話マナー教室終了
所持者急増で中学校で緊急の課題に
(2006/3/16)
全国で実施していた携帯電話マナー・安全教室が終了しました。
参加校募集に対して、全国から多数の応募がありました。 すべての学校への対応はできませんでしたが、学校における携帯電話の扱いが課題になっていることが考えられます。 特に中学生の所持率急増が背景にあるようです。

現代社会に不可欠のツールとも言える携帯電話は、安全の確認など保護者にとって子どもとの連絡手段としても重要。 一方で、思わぬ犯罪に巻き込まれたり、メールなどで友人同士のトラブルが増えていることも現状です。

今回は、実施校で生徒の携帯電話所持、利用法、使用時間帯などのアンケートを取りましたが、 中学生の所持率の高さに一様に先生が驚かれていました。また、深夜までのメール返信待ちによる睡眠不足が保健室からも報告されているなど、課題は多いようです。
理科好き、小・中学校ですでに分化
大学生が振り返る文系志向と理系志向
(2006/3/10)
文系志向と理系志向はいつから決まってしまうのか。予想通り小学生段階から好みが決まってしまうようです。

経済産業省の委託事業で行われた、大学生を対象にした進路選択に関する振り返り調査でそのようなデータが出ました。
理系学生に限ってみると、小・中学生のときに多い体験として、 文系に比べて「理科の実験が好きだった」「図形の勉強が好きだった」「機械やものづくりに関心があった」「自然や動物・植物の本を読んだ」などがかなり高い比率になっています。

義務教育段階の体験、観察などの活動は大切なのだということが分かりました。
コンビニの専門家が「販売」極意指南
小学生対象の出張授業実現
(2006/2/20)
中央区立阪本小学校は、経済教育・金銭教育を推進していますが、 昨年の「証券」についての学習に引き続き、今回は大手コンビニ企業のご協力でコンビニ店舗の商品販売の工夫や努力を学ぶ学習を行いました。

専門家がコンビニ店舗での商品企画や商品の陳列、店内レイアウト、広告やPOP制作の工夫について紹介しました。

子どもたちになじみが深いコンビニですが、商品を販売するためにいろいろな工夫と努力があること、 毎日改善していることを理解して、経済の仕組みを学習することを目的にしたものです。

同校では、2月中旬に学校内に子どもたちが作った模擬店舗を開いて、 保護者や地域の人を対象に手作りの商品などを販売する学習「コレド阪本」を行う予定です。
キャリア教育企画・実施を支援
都内1校で新年度に向け
(2006/1/16)
準備を進めてきた都内高校1校でのキャリア教育の支援活動を開始しました。

学校からの相談を受けて実施内容等について準備を進めてきたもので(2005.10.30ニュース)、 学校がこれまで実施してきたキャリア教育に学校サポートセンターが提供できるプログラムを追加していくもの。

企業専門家による出張授業や企業から出された依頼タスクを計画しながら実施するものなど、 生徒の希望に沿ってコーディネートします。生徒が取り組むキャリア教育プログラムの選択肢を増やすものです。 生徒に対してはキャリア研修活動(インターンシップや研修教育旅行)の質問・疑問に対するアドバイスも行い、学習の充実をはかります。
携帯電話のマナーと安全
中学校で学習支援スタート
(2006/1/15)
キャリア教育のコミュニケーション学習、マナー学習の一環として実施する、 「携帯電話のマナーと安全」出張授業がスタートしました。生活でも、仕事でも携帯電話は現代社会で不可欠なツールです。 しかし使い方を誤ると、他人を傷付けたり、自分が犯罪の被害者になることもあります。

今回の出張授業は、こうした携帯電話に関係したトラブルや犯罪について理解し、 携帯電話を上手、有意義に使いこなすことを目的としたものです。 ちょっとした誤解で友達とのトラブルを防ぎ、また犯罪被害者にならないための「防犯」について理解します。 学習の中では、使いすぎないための賢い利用法(割引プラン、定額制、プリペイド携帯など)についても学習します。

都内のある中学校の調査によると、生徒ので携帯電話を持っているのが約7割、 利用は通話よりもメールの使用が多いという結果が出ました。メールの返事待ちも、 深夜に及ぶ場合が多いと推測され、睡眠不足も心配されています。

また、「メールで傷ついた」ことがあるとの回答もかなりあり、深夜のメールのやり取りも含めてメールでのコミュニケーションマナーも課題となって来そうです。